「まっすぐ目を見て話してください」を終えて③
いつのまにか③まで書いてしまった…。
今回は最後、以下の3つについてです𓂃◌𓈒𓐍
- 特に自分の中で課題だった心情
- 今回から変えた練習方法
- よく聴いていた曲
1.特に自分の中で課題だった心情
これは2つあって
- 無意識に相手を見下している心情
- 形に拘ってしまう心情
これは、今回の劇の中でちょっと主題にも関わりうるとこもありますが…。
まず無意識に見下している、ってやつですね。
まっすぐ目を見て、外で働いていた私(美麗)。
人の目を見れず、引きこもっている妹(美優)。
この2人の関係の中で、大切な心情だなと私は思ってます。
私が自分の中で、あるのは分かってるけど認めたくない暗い感情です笑
(皆平等、人を見下したりなんかしたことないよ😇って心の底から言えればいいんですが、そんなに心の綺麗な人間ではないので笑)
ただ、私は人間の暗い感情が好きというか、演じてみたいなと思っていたので、それが分かりやすく持ってる役を演じるチャンスをもらえて嬉しかったです。
美麗は母にも、田舎にもそれを持っていますが、顕著に出てるのは美優(妹)に対してでした。
私と美麗で違うのは、私はその気持ちを「悪いことだ」と思って出来るだけないものにしようとするけど、美麗は隠さず出しちゃうとこ。
だから、今まで私が無意識に見下している相手を思い浮かべ、その時の見てみぬふりしていた感情と向かい合ってみたんですが………
自己嫌悪との闘い!
でも大切な感情だし、相手への気持ちを改めて整理して理解できたので、見つめ直せてよかったなと思います。
あとは「形に拘ってしまう心情」ですね。
こうあるべき!って思ってやってるけど、形はできてそうだけど、実は中身伴ってなくない?みたいなこと。
正直私はあります…笑
「仕事はやりがい持ってやらなきゃ、
できるようになるために、勉強しなきゃ、ノートにまとめなきゃ」
みたいな。
でも結局、「〜しなきゃ。私は〜でないといけない」と思って形だけでやってると、本当にしんどくて苦しんで、身にならないし、ためにもならなかったりするんですよね。(あくまで私の場合)
その結果、「〜しなきゃ」って思って、とりあえず形つくってやってる私より、
そんなやらないけど、大事なことはしっかり身につけてる人の方が優秀だったり(/ _ ; )
(↑私がよく経験あるやつ笑)
だからやりながら「耳が痛い!心が痛い!」と思いつつ、表現したいなと思いました笑
でも今回この役をやって、
「意外と皆そういうのあるよ、持ってるよ、悩んでるよ。だから、自分だけ、って苦しまなくていいんだよ」
って思いましたし、観た人に少しでもそれが伝わってくれたらいいなと思います。
2.今回から変えた練習方法
自分の中では画期的な変え方だったんですが、
1人で台詞の練習をしない
むしろ、できるだけ台詞を読む練習をしない
です。
これは、前回出演した公演の練習時に
「美月は音で覚えてる。ちゃんと会話をして。相手役の言い方が変わっても同じように返しちゃってるよ」
と注意していただき、とてもショックを受けたことからです。
たしかに、言葉のキャッチボールじゃなく、反射のような感じで台詞言ってしまってる…?のかも……
となって、それを直すのにとても苦労したのを覚えてます笑
なので、今回は自然に会話できるように、「会話の流れ、内容は覚えるけど、言い方など形をつけない。その場で会話する」を意識しました。
演出家からアドバイスを受けた言い方は、
「何でそういう言い方をするのか?」を理解することに努め、
「言われたからこの言い方」にならないように!を意識しました。
(当たり前のことではありますが…💦)
だから、家では台詞は読まず、台本、役の理解に時間を使う。
急いで覚えないといけない場合は、自分以外の役の台詞も含めて棒読みで読む、といった方法を取りました。
この方が台詞の意味とか、すっと体に馴染んだし、全然台詞覚えるのも大変じゃなかった…(台本が覚えやすかったのもあるかもしれませんが)!
この方が性に合ってるなと思ったので、今後もこのやり方で(ブラッシュアップできたらしながら)やっていきたいなと思います🙌
3.よく聴いていた曲
これは…美麗のイメージソング?というか、気持ちを作る時、稽古前の気合い入れる時に聴いてた曲です。
『愛を知るまでは』あいみょん
です!ドラマ『コントが始まる』の主題歌ですね。
めちゃいい曲なんですよ…!
人生悩んでる時、疲れた時是非聴いてみてください。
個人的に美麗の置かれてる立場と重なるような気がして、聴いてると役に入りやすかったです♫
(コントが始まるもとても面白かったので、観る機会ある人は是非!)
と、とても長くなりましたが、個人的な振り返りはこんな感じにしたいと思います。
福岡に来て初めての芝居、初めてのHallBrothersでの公演となりました。
幸田さんはじめ、HallBrothersの人あたたかい人ばかりで、とても楽しく、刺激を受けながら稽古させていただきました。
反省点も多々ありますが、美麗役を演じられて幸せでした。
応援してくださった方、観てくださった方、本当にありがとうございます。
(終わったばかりですが、また早く演劇やりたいですね…笑
ご時世的に中々難しいとこもあるけど😭)
今後は演劇だけでなく、日常的なこと色々綴ることも多いかと思いますが、お付き合いいただけたら幸いです⿻*.·