『R29』終演
ようやく振り返りします…!
5月中には書くぞ、と思っていたのに。反省( ´ー` )
まずは、
劇団すていちゅーん
『R
29
』
終演いたしました。
関係者並びにご来場くださった皆様の日頃からの感染対策のおかげで、無事に幕を下ろすことができました。
心から感謝申し上げます。
そして、関係者、お客様はもちろんのこと、応援してくださった方々のおかげで、舞台を作り上げることができました。本当にありがとうございます。
今回は初の企画側に回っての公演ということで、いつも以上に心身共にばたばたしてました笑
だから、改めて
「本当に周りに支えてもらってるなぁ泣」
と感じました…ありがとうございます(感謝の言葉も3回目にもなるとくどくなってきますね、でも言い切れないんじゃ!)
どう公演の準備をすればいいのか、何が必要なのか、小屋の大きさとか費用とか、諸々、本当に全然わからなくて。
主宰の2人はじめ、心強く優しい座組みの皆さん、主宰経験者の友達に支えられました…。
色々公演全体で、主宰側として反省点はありますが、それはこの場では割愛させていただきます…!
ちなみに、今回のタイトルの表記なんですが、これはできるだけ縦書きにしているには意味があって。
エレベーター表記を模してるんです!!🛗
(Rが屋上、29が29階)
脚本家さんから聞いた時、「な、なるほど…!」ってすごく感動した私。
気づいてくださった方いたかな…!?
いたらいいな、いなくても今「なるほど」って気持ちになってもらえたらとても嬉しいです☺️
1.世界観に関して
今回のお話は、突然世界が水没してしまうという水害から4年後の世界でした。
災害の際に避難したビルに住んで4年経つ5人組。
あと1年で完全に沈むというタイミングで、船でやってきた若者との出会ってからの物語でした。
ちょっとSFぽいですね(ぽいというかそうか)!
演じるにあたり、改めてこの世界観と向き合ったんですが、かなり私にとっては特殊に感じました…!
災害直後、とかなら結構想像しやすい気もするんですが、災害があって4年経っているとなると、その現状に大分慣れてくるわけで。
でも誰かが助けに来てくれて復興してます、という状態ではないサバイバルの環境。
どんな生活してるんだ!?
4年間どう過ごしてたんだ!?
起こった当初は!?その前は!?
などなど。疑問いっぱい…笑
未知の世界だったので、色々映画やアニメを観たりして世界観をイメージしてました。
参考にしたのは主にこちらの作品↓
・日本沈没2020
・LOST
・ミスト
それぞれ結構テイストの違う作品ですが、パニック感、緊張感、災害起きてからの心理、長引いた際にいかに日常を取り戻して生きていくかなどなど、勉強になりました!
特に私の演じたツキヒは、島で4年近く生活してから脱出してビルにやってきたので、島での生活を想像するのにとても参考になりました。
日本沈没2020は、地震やプレートの動きというけっこうリアルな設定で、津波、治安の悪化、毒ガス、救出者の選抜、海の上での飢えなど、二次災害を色々想像できるのがありがたかったです!
LOSTは無人島での暮らし方。サバイバルの知識というか、イメージがつきやすかったです!
内容自体も面白かったけど、season1しか観てないのでめちゃくちゃ謎が残った笑
がっこうぐらし!もサバイバルもの。
現実逃避したくなるほど過酷な世界で、どう楽しく過ごしていくかの勉強になりました。
あと、このなかの初期の美紀ちゃんぽい役割を担うので、その意味でも勉強になった!
ミストは、危険な状況を脱するための出るか、留まるかの切羽詰まった感じを実感したり、宗教おばさんの雰囲気など(こっちの方は本当に信じているからまた劇とは違うけど)再確認しました。
ミサトの蜘蛛は本当にトラウマなので、そのシーンは観ないようにした…
お話としてもどれも面白かったのでオススメです( ´ー` )❤︎
(ミストは怖いのでホラー苦手な方は注意かも…でも幽霊は出ないです👍)
2.役に関して
そしてそろそろ役の振り返りする…!
ツキヒについて
今回は実年齢相応といいますか、24〜26歳の役でした。
「生きる」ということに前向きな子。
観てくださった方にはどう映ったのかなぁ…
個人的には、この年代って20〜22歳あたりの(大学生〜社会人なりたて)
「将来楽しみ、頑張るぞ!」
みたいな前向きな気持ちが徐々に擦り切れていくというか、理想と現実の違いや挫折を味わい、しんどくなっていくなぁと感じております笑
「こんなはずじゃなかったなぁ」みたいな。
自分の無力さとかを改めて実感したり、20代が半分終わってることに焦ったり嘆いたり。
最初に台本を読んだ時に
ツキヒからは、もちろんそういう焦りとかも感じたんですが、私よりも
「自分の信念は曲げない!生きたい!」
という強い気持ちを感じました。
なんでかなぁと思った時に、この子に災害が降りかかった時20〜21歳だったことも関係しているのかな、と思い至って。
これから社会出て頑張るぞ!っていう未来への期待が大きくてエネルギーがたくさんあった時に未来予想図全部真っ白にされちゃった。
社会に出る前にそういう状態に陥ったことで
「こんなはずじゃない」
「やりたかったことできるように頑張るんだ、生き抜くんだ」
という気持ちがすごく強くなったのではないかと思って。
そう考えたら自分の中ですごく腑に落ちました笑
今の私が同じ目にあったらどうするかなぁ…とりあえず脱出の準備はすると思うけど、出て行くのめちゃくちゃ怖いなぁ……
船転覆するかもだし、餓死しそうだし、迷子なりそうだし…
ということで現状維持を選んでしまいそう…( ´ー` )
自分の納得する答え得られないと理解しようとしなかったり、切羽詰まって無茶をする子でありましたが、そういう精神年齢幼いところとか大好きな人のためなら無茶するとこは、うん、分かりたくないけど私もそうかも、と思いました笑
ここまで分かりやすくは出さないにしろ笑
結構賛否が分かれるキャラかなぁと思うので、観てくださった方にどう映ったか気になりますね…笑
また、ツキヒに、というかこの作品に向き合っていくうちに自分の人生観など改めて考えさせられました。
答えは全然出ませんが、とりあえず後悔しないよう、あまり気負わずに楽しく生きていけるよう頑張ろうと思います。
また、こういう感情をストレートに表す役は初めてだったので加減とか揺れ動きの見せ方とか色々難しいな、もと頑張らなきゃなと反省しつつ、でもとても楽しかったです!
またこういう役もやりたいな。できるように頑張ろう〜!
あまり今回の役柄でイメージソングが見当たらなかったんですが、最終的に
BUMP OF CHICKEN の『Aurora』
になりました笑
楽屋や家でずっと聴いてた。
とても素敵な曲なんで、良ければぜひ!聴いてみてね!
3.最後に
こんな長くて無駄の多い文章をここまで読んでくださり本当にありがとうございます…。
色々アドバイスいただいたことを活かして、お褒めの言葉を励みにして、これからも精進したいと思います。
改めて、本当にご来場、ご声援ありがとうございました!!
↑久々に今回小道具作ったり、宣伝美術のお仕事したりできて楽しかった笑
ちなみに次は9月、福岡で劇団HallBrothersの公演に出演します!
ちょっと早いですが年内(というか年度内)はこれでひとまず最後になりそうです。
頑張りますので、良ければ是非!観に来てください!
配信もアルヨ!
P.S.
私自身ちょっとドジをやらかしたので、ひとまず無理せずをモットーに生きます!笑
なので年度内(来年の3月まで)はお休みになりそうです…くう。
元気になったらまたちょっとずつ限界越えられるよう頑張るぞ!
(読んでくださった人の中にもし最近しんどいな、でも頑張りなきゃな、みたいな人いたら、休むのも大事、ほんとに大事!肉体だけでなく精神的、考え方でも休んでください〜って言いたい)