劇とカフェと、猫が好き

綿貫美月です。演劇やカフェ、日常のふと思ったことを綴ってます。

「まっすぐ目を見て話してください」を終えて②

公演が終わってもうすぐ1週間経ちます。

 

感覚が鮮やかなうちに色々残しておきたい…!

ということで、前回の続きを書いていきますφ(. . )

 

3.役作り(内面)

役の心情や、行動を考えるにあたって、この本を参考にしながら今回やってみました。

 

尊敬してる先輩から教えてもらった本なんですけど、とても勉強になるのでありがたく活用してます…!(まだ本の真価は発揮させられてない気もするけど!)

 

単なる気の強い姉、怖い姉っていうキャラクターにしたくないな。

ちゃんと1人の人間として、届いて欲しいなぁ、と念頭に置きつつ役作り始めました。

 

本に書かれてることで、今回特に意識したのは

 

  • 全体の目的(+シーンの目的)
  • 目的に対する壁、障害

 

です。

 

【全体の目的】

まず自分の役にとって、

劇全体での目的→人生の目的は何か

を考えました。

 

何を目的として生きてるのか、何のために行動するのかがはっきりしてくると、自ずと1人の人間として劇の中で生きていけるかなと。

(詳しい内容、考え方は本に書いてあります◎

宣伝ではないです笑)

 

本の中でも、ここは大事!!としっかり書いてあるので、ひたすら全体の目的を考えて、大切にして演じてみました。

 

でもこれ、本当に難しかった……(修行?勉強?が足りないからか泣)

 

決まっても、これでいいかな?やっぱ違う?みたいな繰り返しをしながら考えてました笑

 

最終的に、(私の中では)美麗の全体の目的は

 

自分で幸せを掴む

 

いや、そりゃ人間誰でもそうでしょ!みたいなざっくりしたものになっちゃったんですが笑

「この生き方、考え方ってどうなんだろう」って葛藤しつつ進むお話なので、

根源的なとこを一貫させて、あとは話の中で変化していくものかなと。

幸せを掴むために◯◯してもらう、みたいな感じで。◯◯が徐々に変わっていく。

 

と、思って、悩んだ挙句超絶シンプルな目的になりました笑

 

でもこれを決めたことで、次の段階である「シーンの目的」とかは、かなり見えやすくなった…よく分からなくなった時立ち返る場所ができた気がしました。

(シーンごとに考えた目的はかなり細かいしネタバレなので、記録は割愛します)

 

【目的に対する壁、障害】

全体の目的を達成するのを邪魔するハードルのようなものです。

これ、本来の使い方としてはうまく使えなかった気もしますが、役の理解にはとても役立ちました◎

 

美麗が自分で幸せ掴むために、何が問題なのかな〜と考えて、以下の様な障害を見つけてみました。

 

  • 30歳前であることから、自分で幸せを掴むための選択肢が少ない(就職のチャンスも、若い頃より少ない。結婚考える相手もいない。モラトリアムできる時期も過ぎつつある)
  • お金がなく自由に暮らすのは難しい、将来への不安
  • 孤独である
  • 生い立ちにコンプレックスを持っている
  • 他人に助けを求めることが苦手
  • 挫折を経験している

など。

 

書き出してみると色々あるなぁと。

これらを意識しつつ、

「何でこういう発言、言い方するんだろう」

と台本と睨めっこしながらやっていました。

 

数年後の自分に重なりそうな障害が多すぎて、中々苦しかったですね…考えるの楽しいけど笑

挫折については、自分の経験を思い出して考えてみたんですが、中々暗い気持ちになりました笑

(でもこうやって役の気持ちもわかるから、挫折する経験も大事だったんだな。と前向きにとらえる)

 

他にもいっぱい良いツールについて本に書かれてます。

まだまだ全部を完璧に使うことができてませんが、これからも頑張っていくぞ💪

 

2回で終わらせようと思ったのに、思ったより文章長くなったんで、3回にします…!

 

振り返り、つぎで最後!のはず。

特に大切にした綴りたい気持ちなどを書きたいなと思います。