劇とカフェと、猫が好き

綿貫美月です。演劇やカフェ、日常のふと思ったことを綴ってます。

『蓼喰ふ虫』観劇

久しぶりにちゃんと観劇レポート!

 

しばらく舞台に立たない代わりにのびのび生きてこう〜ってことで、時間と気持ちが乗ったら書こうかなと思いました笑(結局いつもと変わらないな?)

 

今は実家の引っ越し作業に飽きてブログ書いてます笑

 

 

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TOKYO PLAYERS COLLECTION 

夫婦の営みvol.1

2022/9/21〜26

 

原作:谷崎潤一郎『蓼喰ふ虫』

脚本・演出:上野友之(劇団競泳水着)

企画:榊菜津美(アマヤドリ)

 

現代の夫婦が演じる、約100年前の夫婦の話。

 

 

 

 

以前福岡でお世話になった上野さんが手掛けているということもあり、テーマがテーマで個人的にとても惹かれてる内容だったということもあり、楽しみにしていた作品です!

 

不倫、浮気、セックスレス

まだ未婚の私だけど、将来を考えると絶対他人事じゃない内容。

結構最近、漫画でもそういうの取り扱ってるもの増えてますよね。

 

個人的には『不倫だめ!絶対!』な考えなんだけど、

『何でするんだろう?自分がするとしたらどんな場合だろう?』

ってところが気になって、そういう題材のものを最近よく読んでます笑

(『あなたがしてくれなくても』、『再婚承認を要求します』とか)

 

今回のお話は、むしろ不倫を容認している関係。

単純に気持ちが昂って!とかではなく、悩み悩んだ挙句の末がこの形。

 

うーーんどうなんだろう、私も同じ立場なら容認し容認されるんだろうか…そしてそれって幸せなのか……でも子どものこと考えると……とかすごく(良い意味で)考えさせられた!

 

そして、上品な雰囲気でとても好き…!

程よく古風で時代にタイムスリップしたような気持ちで見れました、おしゃれだった…

 

恥ずかしながら原作は未読なので、今度読んでみようと思います笑

 

昔の話だから価値観や設定などついていけなかったらどうしよう、最初思ってましたが杞憂でした。100年前も今も、共通して悩む内容なんだなと考えさせられました。

タカナツの「その素直さを少しでも夫に向けられてたら…」というセリフがすごく刺さりました。

 

素直に言いづらい相手やことこそ言葉にしないと伝わらないし、伝わらないと後戻りできなくなってしまうんだなと過去を思い返しながら改めて納得しました。

 

お父様のチャーミングな感じがほっこりして、すごくいいアクセントでした、素敵だった…!

 

役者さん本当に皆さま素敵だったのだけど、お久さんのしなっとした動きや表情、声音が…美しかったです。

 

これは…私も惚れるかもしれん…笑

 

主役の二人は可愛かったり、その時代の人そのまま存在している感じがしたり、素敵でした…(素敵しか言ってないな、語彙力不足orz)

 

あと、他の人の感想でもあったけど、女性が所有物として扱われている感じがして、その当時の考え方、価値観が伝わってきました。

でもその中でも、美佐子を大事に、いやこの時代だからこそ尊敬の念を持って大事にしてた結果…くぅ…みたいな気持ちになった( ;  ; )

 

スタッフ陣の衣装や照明、音響、舞台もすごく雰囲気を醸し出していて好きでした…細かいけど布団のそばの照明リアルで好きでした✨

 

自分が同じ立場になった時、この物語の関係を容認するか否か、正直わからないなと思ったけど、できることならみっともない姿曝け出していいから素直な気持ちをお互い言えるようになりたい、言えるような方と一緒になりたいなぁと、思いました。

 

 

 

『300坪』終演

劇団HallBrothers『300坪』

無事終演しました。

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台風14号の影響で、18日の公演がなくなってしまい、ご来場予定、配信観劇予定だった方には本当に申し訳ありませんでした。

 

私もとても悔しいーーーけど安全第一だし、天災だから仕方ないよね………

 

もし良ければ配信は9/30まで観れるんで、観てください!!

↓ここから購入&見れるよ!

http://www.h-bros.net/ticket

 

そして観たら、「観たよー!」って言ってくださると、めちゃくちゃ、めっっっちゃくちゃ嬉しいです…!

(ツイキャスって誰が買って下さったか、特定が難しいもので…泣)

 

 

台風で私も神奈川に帰れないし、今のうちに色々ちょっと振り返ろうかなと思います🌀

 

 

今公演について

最初、幸田さん(作演出の方)から、みんなに

「どんな役やりたいとか希望あるー?」

って書いて下さって。

 

私は

「なんでも嬉しい!けど欲を言えば全然やったことないやつ…オンナぽいやつやってみたいです!(藤峰子ぽいやつ!)」

て答えて。

 

蘭ちゃんになりました🎀

 

幸田さんからの蘭ちゃんの説明

「オンナオンナしてる子」

 

オンナオンナ………!?

ONNAONNA………!?!?!?

 

となり

台本をもらい、やってみた結果

 

❌藤峰子→⭕️田中みな実

 

となりました笑

 

想像とちょっと違う…!でもこれはこれで難しいし楽しい………!笑

 

恥と思わず、きゃぴきゃぴするのが素の感じって、嫌味っぽくわざらしくならないようにするのむずいな!?

って最初なりました😇

 

でも田中みな実さんとか、別にいつもきゃぴきゃぴしてるわけじゃないっていうか、距離感高くて空気を明るくするのが好きな感じ、+ちょっと甘え上手な感じだなぁと思って。

 

自分が楽しく、相手も楽しく!!をモットーにやってたら、あんな感じになりました笑

 

結構評判良くて嬉しい( ´ー` )❤︎

でも素はあんなあざとく振り回す系女子じゃないからね、空回り系女子だからね…(自分で言ってて悲しい)笑

 

 

劇の中で、葵も向日葵も、ちゃんと自分の進みたい道、好きなものを見つけていて、蘭は見つけられなかったなぁと最初感じたんですが、

蘭は蘭で、今探してる最中なのです。

(ここからは私の考えです笑)

 

それが仕事なのか、趣味なのか、はたまた新しい旦那様なのかはわからないけど。

 

一回離婚したし、もうなんとかなる、どうにでもなれ、私には素敵な家族と友達がいるんだから!

という精神で、いろいろ模索中なのです。

それで1年で4つめのお仕事ってね😇

おいおいって思われそうですが、多めに見てやってください💁‍♀️💕笑

 

 

3姉妹の雰囲気良いって褒めてもらえることがすごく多くて嬉しかったなぁ

ビール美味しそうって言われてやったーって感じ🍺

あのシーンやっていて本当に楽しかったから笑

ほぼ幸田さんからダメ出しとかなかったから完全自由にやってたな…だんだん向日葵とのいじりいじられは加速していった笑笑

 

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三姉妹だよ↑

 

福岡と神奈川の往復、大変なことも多かったですが、あたたかい劇団だったこともありすごく楽しくのびのびやらせてもらいました。

今公演で最後と思うと本当に悲しいので、HallBrothersが東京でもやってくれることを期待します!⿻*.·

 

 

今後について

前のブログでも書きましたが、ひとまず舞台に立つのをちょっとお休みします。

次に立つのは、来年度(2023年の4月以降)を考えてます。

とはいえまだ何も予定決まってないので、お声がけ待ってますー!!!笑

 

終わったばかりだし、むしろ今はまたすぐ舞台立ちたい!もっとやりたい!って気持ちで沸き立ってるんだけど(なんなら好きな劇団のオーディションあって応募しちゃいそうになったけど)、

ひとまずゆっくり休むって決めてたことなので。

お休みする!それも大事!

 

とはいえ、まったく演劇に触れないってことではなく。

ワークショップとか、戯曲読んだりとか、そういうことはしていきたいなって思います。

あれですね、インプットの時期ってやつですよ、うん!

 

ということで、これからも綿貫を忘れないでくれると嬉しいです…☺️

 

長々と読んでくださってありがとうございました✨

劇団HallBrothers『300坪』

めちゃめちゃ久しぶりの更新になってしまった…笑

 

ちょっと引っ越しや転勤なども重なりばたばたと過ごしておりました。

新しい職場も段々慣れたような一喜一憂してるような毎日です。

 

そして!

絶賛稽古中の

劇団HallBrothers『300坪』

まであと2週間を切りました!!!

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※『ヨロロ坪』って読んじゃう人多いのだけど、『300坪』だよ!

 

今神奈川に引っ越したので、週末福岡に通って稽古してます✈︎

まだ1回しか出演してない劇団だけども、本当に大好きなのです。

時間と費用が中々大変なので、こういう稽古方法は中々とれないけど、劇団員のご厚意のもとスケジュール調整しながら頑張らせていただいております。

 

今後どれくらいこういうやり方ができるか、自分の体力等含め分からないため、

「これが福岡最後かもしれないな」

ともしんみり思ってます。

また、今年度はこれで出演する作品最後です。

 

素敵な作品なので、たくさんの人に観てもらえたら嬉しいな。

そのためにも役作り、作品作り、宣伝頑張るぞ!

 

幸田さんが作品についていいことを呟いてたので、引用させてもらいます笑

 

『今、僕の家のまわりでは虫がリンリン鳴いていて、涼しいので窓を開けているんですが、虫の音とか風で夏の終わりを感じます。そういうのに「ああ……」となる人は楽しんでもらえる芝居かと思います。』

(幸田真洋さんのTwitterより)

 

めっちゃわかる!!

 

分かりやすいエンタメ!って劇ではないです。

(いつもか笑)

でも、観終わった後に、色々心に残ったり、考えたりできる劇じゃないかなと思います。

そういう劇が好きな人は、きっと楽しんで頂けるんじゃないかなと。

 

あと、役柄のためもあって、ひさしぶりにちょっと髪伸ばしてます、楽しい( ´ー` )❤︎

 

新メンバーも加えた今回の『300坪』、是非ご来場お待ちしてます✨

配信(アーカイブつき)もあるので、

「遠いよー」

「その週忙しいよー」

という方は、配信も検討してもらえたら嬉しいです!

わからないことはいつでも綿貫にご連絡下さい!

予約は(来場、配信両方)こちらから↓

チケット予約 - 劇団HallBrothers

 

 

あとちょっと、頑張るぞー!!

『R29』終演

ようやく振り返りします…!

 

5月中には書くぞ、と思っていたのに。反省( ´ー` )

 

 

まずは、

劇団すていちゅーん

『R

   29

      』

終演いたしました。

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関係者並びにご来場くださった皆様の日頃からの感染対策のおかげで、無事に幕を下ろすことができました。

心から感謝申し上げます。

そして、関係者、お客様はもちろんのこと、応援してくださった方々のおかげで、舞台を作り上げることができました。本当にありがとうございます。

 

今回は初の企画側に回っての公演ということで、いつも以上に心身共にばたばたしてました笑

だから、改めて

「本当に周りに支えてもらってるなぁ泣」

と感じました…ありがとうございます(感謝の言葉も3回目にもなるとくどくなってきますね、でも言い切れないんじゃ!)

 

どう公演の準備をすればいいのか、何が必要なのか、小屋の大きさとか費用とか、諸々、本当に全然わからなくて。

主宰の2人はじめ、心強く優しい座組みの皆さん、主宰経験者の友達に支えられました…。

色々公演全体で、主宰側として反省点はありますが、それはこの場では割愛させていただきます…!

 

 

 

ちなみに、今回のタイトルの表記なんですが、これはできるだけ縦書きにしているには意味があって。

 

エレベーター表記を模してるんです!!🛗

(Rが屋上、29が29階)

脚本家さんから聞いた時、「な、なるほど…!」ってすごく感動した私。

 

気づいてくださった方いたかな…!?

いたらいいな、いなくても今「なるほど」って気持ちになってもらえたらとても嬉しいです☺️

 

 

1.世界観に関して

今回のお話は、突然世界が水没してしまうという水害から4年後の世界でした。

災害の際に避難したビルに住んで4年経つ5人組。

あと1年で完全に沈むというタイミングで、船でやってきた若者との出会ってからの物語でした。

 

ちょっとSFぽいですね(ぽいというかそうか)!

 

 

演じるにあたり、改めてこの世界観と向き合ったんですが、かなり私にとっては特殊に感じました…!

 

災害直後、とかなら結構想像しやすい気もするんですが、災害があって4年経っているとなると、その現状に大分慣れてくるわけで。

でも誰かが助けに来てくれて復興してます、という状態ではないサバイバルの環境。

 

どんな生活してるんだ!?

4年間どう過ごしてたんだ!?

起こった当初は!?その前は!?

 

などなど。疑問いっぱい…笑

未知の世界だったので、色々映画やアニメを観たりして世界観をイメージしてました。

参考にしたのは主にこちらの作品↓

日本沈没2020

・LOST

がっこうぐらし!

・ミスト

 

それぞれ結構テイストの違う作品ですが、パニック感、緊張感、災害起きてからの心理、長引いた際にいかに日常を取り戻して生きていくかなどなど、勉強になりました!

特に私の演じたツキヒは、島で4年近く生活してから脱出してビルにやってきたので、島での生活を想像するのにとても参考になりました。

 

 

日本沈没2020は、地震やプレートの動きというけっこうリアルな設定で、津波、治安の悪化、毒ガス、救出者の選抜、海の上での飢えなど、二次災害を色々想像できるのがありがたかったです!

 

LOSTは無人島での暮らし方。サバイバルの知識というか、イメージがつきやすかったです!

内容自体も面白かったけど、season1しか観てないのでめちゃくちゃ謎が残った笑

 

がっこうぐらし!もサバイバルもの。

現実逃避したくなるほど過酷な世界で、どう楽しく過ごしていくかの勉強になりました。

あと、このなかの初期の美紀ちゃんぽい役割を担うので、その意味でも勉強になった!

 

ミストは、危険な状況を脱するための出るか、留まるかの切羽詰まった感じを実感したり、宗教おばさんの雰囲気など(こっちの方は本当に信じているからまた劇とは違うけど)再確認しました。

ミサトの蜘蛛は本当にトラウマなので、そのシーンは観ないようにした…

 

 

 

お話としてもどれも面白かったのでオススメです( ´ー` )❤︎

(ミストは怖いのでホラー苦手な方は注意かも…でも幽霊は出ないです👍)

 

 

 

 

2.役に関して

そしてそろそろ役の振り返りする…!

 

ツキヒについて

今回は実年齢相応といいますか、24〜26歳の役でした。

「生きる」ということに前向きな子。

 

観てくださった方にはどう映ったのかなぁ…

 

個人的には、この年代って20〜22歳あたりの(大学生〜社会人なりたて)

「将来楽しみ、頑張るぞ!」

みたいな前向きな気持ちが徐々に擦り切れていくというか、理想と現実の違いや挫折を味わい、しんどくなっていくなぁと感じております笑

「こんなはずじゃなかったなぁ」みたいな。

自分の無力さとかを改めて実感したり、20代が半分終わってることに焦ったり嘆いたり。

 

最初に台本を読んだ時に

ツキヒからは、もちろんそういう焦りとかも感じたんですが、私よりも

「自分の信念は曲げない!生きたい!」

という強い気持ちを感じました。

 

なんでかなぁと思った時に、この子に災害が降りかかった時20〜21歳だったことも関係しているのかな、と思い至って。

 

これから社会出て頑張るぞ!っていう未来への期待が大きくてエネルギーがたくさんあった時に未来予想図全部真っ白にされちゃった。

社会に出る前にそういう状態に陥ったことで

「こんなはずじゃない」

「やりたかったことできるように頑張るんだ、生き抜くんだ」

という気持ちがすごく強くなったのではないかと思って。

そう考えたら自分の中ですごく腑に落ちました笑

 

今の私が同じ目にあったらどうするかなぁ…とりあえず脱出の準備はすると思うけど、出て行くのめちゃくちゃ怖いなぁ……

船転覆するかもだし、餓死しそうだし、迷子なりそうだし…

ということで現状維持を選んでしまいそう…( ´ー` )

 

 

自分の納得する答え得られないと理解しようとしなかったり、切羽詰まって無茶をする子でありましたが、そういう精神年齢幼いところとか大好きな人のためなら無茶するとこは、うん、分かりたくないけど私もそうかも、と思いました笑

ここまで分かりやすくは出さないにしろ笑

 

結構賛否が分かれるキャラかなぁと思うので、観てくださった方にどう映ったか気になりますね…笑

 

 

また、ツキヒに、というかこの作品に向き合っていくうちに自分の人生観など改めて考えさせられました。

答えは全然出ませんが、とりあえず後悔しないよう、あまり気負わずに楽しく生きていけるよう頑張ろうと思います。

 

また、こういう感情をストレートに表す役は初めてだったので加減とか揺れ動きの見せ方とか色々難しいな、もと頑張らなきゃなと反省しつつ、でもとても楽しかったです!

 

またこういう役もやりたいな。できるように頑張ろう〜!

 

 

あまり今回の役柄でイメージソングが見当たらなかったんですが、最終的に

BUMP OF CHICKEN の『Aurora』

になりました笑

楽屋や家でずっと聴いてた。

とても素敵な曲なんで、良ければぜひ!聴いてみてね!

 

 

3.最後に

こんな長くて無駄の多い文章をここまで読んでくださり本当にありがとうございます…。

 

色々アドバイスいただいたことを活かして、お褒めの言葉を励みにして、これからも精進したいと思います。

 

改めて、本当にご来場、ご声援ありがとうございました!!

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↑久々に今回小道具作ったり、宣伝美術のお仕事したりできて楽しかった笑

 

 

ちなみに次は9月、福岡で劇団HallBrothersの公演に出演します!

ちょっと早いですが年内(というか年度内)はこれでひとまず最後になりそうです。

頑張りますので、良ければ是非!観に来てください!

配信もアルヨ!

 

 

 

P.S.

私自身ちょっとドジをやらかしたので、ひとまず無理せずをモットーに生きます!笑

なので年度内(来年の3月まで)はお休みになりそうです…くう。

元気になったらまたちょっとずつ限界越えられるよう頑張るぞ!

(読んでくださった人の中にもし最近しんどいな、でも頑張りなきゃな、みたいな人いたら、休むのも大事、ほんとに大事!肉体だけでなく精神的、考え方でも休んでください〜って言いたい)

 

 

 

 

久々の更新

ちょっと色々ばたばたしてたら、全然ブログ書けなかった…!

 

けど、幸田さん(HallBrothers の主宰さん)もまたブログ更新してたし、私も劇終演したし、そろそろちゃんとしよう、リハビリしようということで書きます_φ(・_・

 

劇の終演ご挨拶と振り返りもしたいんだけど、まだ気持ちがわーわーしてるので(早く鎮めろ)、無難にカフェ巡りの更新から笑

 

今度から、カフェ巡りについてもう少し書こうかな…美味しいもの広めたい…おすすめしたい…

 

久々に関東にいるので、ずっっっと(多分5年くらい?)行きたいと思っていたカフェに行けたお話。

 

基本人とカフェに行くときは、

①相手の行きたいところ

②自分が行きたいお店の選択肢を複数出して、その中から相手が行きたいところ

の2パターンで選ぶことが多いです。

 

②が多いんだけど、そうすると運悪く選ばれないお店というものもあるものでして…

 

そんな、ずっと行きたいと思いつつ、毎回提案するリストに含ませつつ、中々選ばれなかったお店に、満を辞して行ってみました⿻*.·

(多分選ばれなかったのは、本当に運が悪いのと、静かに過ごすお店なので、友達とお話ししつつ、というのに向かなかったいうのが大きい気がする←)

 

コロナ禍もあって、

「行きたいお店には、行けるうちに行っておくものだ!」とも思ったし。

 

ということで行ってきたのがこちら。

代々木公園駅近くにある

 

『maison de charlotte

 

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焼き菓子と珈琲、紅茶が楽しめるお店。

しずかでゆったりした空間、ぽけーっと過ごすのに最高です。

 

シンプルだけどかわいい小物やアンティークな家具がまた…!ツボ…!

 

ずっとここのスコーンが食べたくて。

(スコーン大好きなので、評判のスコーンのお店は訪れたいのですよ…!)

 

5年越しのスコーンと対面。

みっちりしてるけど、しっとり。

オートミールもたっぷり入ってる。

香ばしくて優しい甘さなので、そのまま食べても美味しい。

クロテッドクリームラズベリーのジャムつけるともう…至福でした…⿻*.·

 

あまくて濃厚なロイヤルミルクティーとも相性抜群。

 

 

最近、自分から楽しんでカフェ巡りするってことが出来てなかったのですが、久しぶりに、自然に楽しみにながら出かけて、幸せな時間を過ごせたなぁ。

 

素敵なお店でした、また今度伺いたい𓂃◌𓈒𓐍

 

↓店前の看板。知らないと通り過ぎちゃいそうなくらい謙虚な看板でした。

 

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『IN HER TWENTIES 』終演③

なんだか長々と書いてきちゃいました笑

そろそろ終わりにしよう、そうしよう。

 

5.IN HER TWENTIES をやってみて

一人芝居初めてで、想像力とか、その空間を一人で作って保つ大変さとか、すごく感じました。

いつも気持ちなどを、相手との対話の中で浮かび上がらせる方法になれていたので、自分のイメージと対峙して作り上げるのってこんな感じなんか…!

と勉強になりました。

 

イメージ思い起こすのは、やっぱり具体的にイメージに近い場所に行ってみたりするのが一番だなと(ラッキーとの散歩は、家の近場を散歩したりしてこんな感じの夜道かなぁ、とか)思いました。

妄想力が向上したかもしれないですね笑

 

あと、やっぱりいろんな役者さんと知り合えて、仲良くなれたのが嬉しかったし助かったなぁ。

みんなの今までの人生とか、いろんな過ごし方を知って、「こういう生き方もあるんだ」と思ったし。

何よりみんなが大好きになったので、そんな人たちと巡り会えたことが嬉しかったです。

スタッフさん達とも(コロナもあるしあまりずっと一緒にいたりはできませんでしたが)、ちょこちょこお話しできたり、一緒に練習したりできて、本当に素敵な方々に囲まれて作品を作ることができて幸せでした。

 

6.20歳の自分に向けて

29歳が、20代を振り返るこのお話ですが、今の時点で20歳に向けて、私が言えるのは「ごめんね」だなぁと。

 

それまでの人生は、ある程度?思い描いていたように進んできたつもりで。

大学受験失敗したけど、そこからのリカバリーも頑張って結果出したつもりでした。

が、20代は、歩んでみると、10代の頃と違い全然予想通りにはいかなくて笑

 

色々前向きに頑張ってた気がする20歳。

あの頃の自分が今の自分見たら失望しちゃうかなぁ、とか不安になることも多々あります。

 

でも、予想とは全然違う形の人生進んでるけど、たくさん素敵な人たちには会えてるし、自分なりに?ではあるけど、これでも一応、精一杯生きてるつもりなので。

 

29歳になって、20代を振り返った時に、20〜28歳まで等分に可愛がれたらいいなぁと思っています。

 

 

7.最後に

(まだ続くんかい)

このお芝居は、上演か中止かどちらかだと(延期はない)と言われておりました。

 

関係者並びに気にかけてくださった皆様のご協力、運の良さのおかげで、奇跡的に無事上演することが出来たこと、心より感謝申し上げます。

いやもういくら感謝しても足りないです。私今年の運もう使い切っちゃったんじゃないかな。

たくさんの方に観ていただけて、いろんなご感想もいただけて。

観てくださった方が楽しんでいただけたなら幸いです。

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そして、私自身もっと精進せねば…!とも思っております。

(いつでもアドバイスくださいね🙌)

 

面白い作品作りに携わっていくつもりですので、もし良ければこれからも、舞台上でお会いできたり、気にかけていただけたら嬉しいなと思います。

 

次にやる舞台はGW。

東京で行います。

今回の学びも活かしつつ頑張るぞ〜!

『IN HER TWENTIES 』終演②

今回は稽古中のこととか書こうかなぁと。

 

2.稽古中

今回、私は本当に誰一人知り合いがいなくて笑

いや、そういうことは今までの現場でも多々あったんですが、

・作演出の方も全員と初めての座組

というのは初でした。

プロデュース公演だとあるあるなのかも。

(私は今まで元々ある劇団に入れてもらって出演することが多かったから)

 

稽古時間もあまり長くはなく、コロナ禍ということで稽古終わりのご飯とかもいけず…くぅぅみたいな気持ちになりました笑

 

今回の舞台は特に、みんなと仲良くなるのがすごく大事(壁がないということ)だなぁと思って、みんなで稽古の合間に雑談したり、カメラ持ってって写真撮らせてもらったり。

不器用ながら頑張ってみましたが、もうちょっと上手く立ち回れたらなぁ、なんて反省( ´ー` )

でもみんな仲良くなったしおっけー!!笑

 

アフタートークでもよく話題に上がってましたが、上野さんの誕生日サプライズは楽しかったなぁ🎉

むしろこのタイミングで誕生日でいてくれてありがとうございます!!と言いたくなりました笑

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稽古中ももちろん仲良くなっていったけど、特に小屋入りしてからぐっと縮まった気がします。

あと、役者同士で「もっと面白くするにはどうすればいいか」を脳内のシーンなんかはたくさん試行錯誤したりして。

こういうことができる座組みであることが、すごく嬉しかったですね。

練習するたびに

「こここうしたらもっと面白いんじゃない?」

とそれぞれが動いたら意見出せるようになっていって。

演じる側も見る側も楽しんでもらえるものになったのなら、心より喜び申し上げます。

 

あ、あと、仲良くなるのに

・カードゲーム

・数字ジャンプ

 

の二つをやったんですけど、これがめちゃ良かった。

次の稽古場でもやりたいです笑笑

 

3.役について

今回個性豊かな10人の俳優が揃いましたが、演じるのは1人。

その1人の10年間。

 

私は普段自分で役作りする時、その人の譲れないものとか、信念とか、劇を通して渇望しているもの、得たいものを考えてやってる(やるように役作りしてる)んですが、今回それをすごく迷いまして。

 

ある一人の10年間を描く際、そこって一貫しちゃっていいのかなぁ?

 

って思ったんです。

人間当たり前だけど、考えもどんどん変わっていくものだから。

むしろ、その年代を演じる人が、それぞれ感じたものをのせていき、それぞれを受け取って次の年代の人が演じるっていう方が良いのかなって。

 

だって私自身、数年前は自分がこんな考え方してるなんて、こんなふうに過ごしてるなんて思いもよらかなった!笑

 

だから、あまりそのあたり決めすぎない方がいいのかなぁ、なんて思いました。

 

その代わり、それ以外のところはしっかりみんなで認識を共通させたいなと思って。

 

出会った人たちの顔、性格、雰囲気や、どんな話をしたのか、どんな風に接しててどう思ってたのか。

 

 

稽古を重ねるにつれ、それぞれが考えてきた「彼女」以外の相手へのその当時の思いだとか語り合ったりして楽しかったですね。

 

一方、10人全員でそういう認識は共有しようと思うと、時間をどうとればいいのか分からなくて難しい!!!

とも思いました笑

2人、とかだったらちょこちょこっとできたりもするんだけど。

次からはもっと、もっと積極的にそのあたりやってかないとだなぁ。

 

4.自分の役について

さてさて。

前回書いた通り、念願の25歳役になったわけですが。

 

転機となるこの年齢。

出番や台詞がすごく多い役柄ではないのです。

(台本読むとわかるよ、是非買ってね!笑)

 

あまりしんどい状況になってる部分をいっぱい描くのは、本来描きたい内容と違うからじゃないかな、と私は勝手に解釈。

でも、時間としては短くとも、ちゃんと先につながっていくにしても落ちてるシーンのしんどさは私自身しっかり描きたいなぁと思っていました。

 

何もないようなしんどい時間がこの先あっても、案外未来はなんとかなるよ、と言える気がして。

(自分自身にも言いたくて、というのは内緒です笑)

 

それは26歳役の向日葵さんとか、お姉様方が繋いでくださると信じていたので笑

 

謝り倒してるのとか、自己肯定感の低さとか、もう色々身に覚えのある感じが多いのですが笑

 

ああやって、親友に愚痴を吐けたり、なんだかんだ、ちゃんとやりたい事が見つかってきている「彼女」のことを、羨ましくて、そうなりたいと切に願っている自分がいました。

 

 

25歳、って、皆さんにとってどうだったんですかね。もしくはどうなるんですかね。

この劇を観てくださった方や、そうでない方とも、お話しできたら嬉しいなぁなんて思います。

 

けっこうここでがっつり振り返ってしまったような気がしますが、あと一回くらい振り返り書こうかなぁと思います。

20歳の自分に向けて!とかね笑