『IN HER TWENTIES 』終演②
今回は稽古中のこととか書こうかなぁと。
2.稽古中
今回、私は本当に誰一人知り合いがいなくて笑
いや、そういうことは今までの現場でも多々あったんですが、
・作演出の方も全員と初めての座組
というのは初でした。
プロデュース公演だとあるあるなのかも。
(私は今まで元々ある劇団に入れてもらって出演することが多かったから)
稽古時間もあまり長くはなく、コロナ禍ということで稽古終わりのご飯とかもいけず…くぅぅみたいな気持ちになりました笑
今回の舞台は特に、みんなと仲良くなるのがすごく大事(壁がないということ)だなぁと思って、みんなで稽古の合間に雑談したり、カメラ持ってって写真撮らせてもらったり。
不器用ながら頑張ってみましたが、もうちょっと上手く立ち回れたらなぁ、なんて反省( ´ー` )
でもみんな仲良くなったしおっけー!!笑
アフタートークでもよく話題に上がってましたが、上野さんの誕生日サプライズは楽しかったなぁ🎉
むしろこのタイミングで誕生日でいてくれてありがとうございます!!と言いたくなりました笑
稽古中ももちろん仲良くなっていったけど、特に小屋入りしてからぐっと縮まった気がします。
あと、役者同士で「もっと面白くするにはどうすればいいか」を脳内のシーンなんかはたくさん試行錯誤したりして。
こういうことができる座組みであることが、すごく嬉しかったですね。
練習するたびに
「こここうしたらもっと面白いんじゃない?」
とそれぞれが動いたら意見出せるようになっていって。
演じる側も見る側も楽しんでもらえるものになったのなら、心より喜び申し上げます。
あ、あと、仲良くなるのに
・カードゲーム
・数字ジャンプ
の二つをやったんですけど、これがめちゃ良かった。
次の稽古場でもやりたいです笑笑
3.役について
今回個性豊かな10人の俳優が揃いましたが、演じるのは1人。
その1人の10年間。
私は普段自分で役作りする時、その人の譲れないものとか、信念とか、劇を通して渇望しているもの、得たいものを考えてやってる(やるように役作りしてる)んですが、今回それをすごく迷いまして。
ある一人の10年間を描く際、そこって一貫しちゃっていいのかなぁ?
って思ったんです。
人間当たり前だけど、考えもどんどん変わっていくものだから。
むしろ、その年代を演じる人が、それぞれ感じたものをのせていき、それぞれを受け取って次の年代の人が演じるっていう方が良いのかなって。
だって私自身、数年前は自分がこんな考え方してるなんて、こんなふうに過ごしてるなんて思いもよらかなった!笑
だから、あまりそのあたり決めすぎない方がいいのかなぁ、なんて思いました。
その代わり、それ以外のところはしっかりみんなで認識を共通させたいなと思って。
出会った人たちの顔、性格、雰囲気や、どんな話をしたのか、どんな風に接しててどう思ってたのか。
稽古を重ねるにつれ、それぞれが考えてきた「彼女」以外の相手へのその当時の思いだとか語り合ったりして楽しかったですね。
一方、10人全員でそういう認識は共有しようと思うと、時間をどうとればいいのか分からなくて難しい!!!
とも思いました笑
2人、とかだったらちょこちょこっとできたりもするんだけど。
次からはもっと、もっと積極的にそのあたりやってかないとだなぁ。
4.自分の役について
さてさて。
前回書いた通り、念願の25歳役になったわけですが。
転機となるこの年齢。
出番や台詞がすごく多い役柄ではないのです。
(台本読むとわかるよ、是非買ってね!笑)
あまりしんどい状況になってる部分をいっぱい描くのは、本来描きたい内容と違うからじゃないかな、と私は勝手に解釈。
でも、時間としては短くとも、ちゃんと先につながっていくにしても落ちてるシーンのしんどさは私自身しっかり描きたいなぁと思っていました。
何もないようなしんどい時間がこの先あっても、案外未来はなんとかなるよ、と言える気がして。
(自分自身にも言いたくて、というのは内緒です笑)
それは26歳役の向日葵さんとか、お姉様方が繋いでくださると信じていたので笑
謝り倒してるのとか、自己肯定感の低さとか、もう色々身に覚えのある感じが多いのですが笑
ああやって、親友に愚痴を吐けたり、なんだかんだ、ちゃんとやりたい事が見つかってきている「彼女」のことを、羨ましくて、そうなりたいと切に願っている自分がいました。
25歳、って、皆さんにとってどうだったんですかね。もしくはどうなるんですかね。
この劇を観てくださった方や、そうでない方とも、お話しできたら嬉しいなぁなんて思います。
けっこうここでがっつり振り返ってしまったような気がしますが、あと一回くらい振り返り書こうかなぁと思います。
20歳の自分に向けて!とかね笑